ギリアム版アリス?

 DVDを借りに行ったら『ローズ・イン・タイドランド』があったので嬉々として見ましたよ。

ローズ・イン・タイドランド [DVD]

ローズ・イン・タイドランド [DVD]

 現地アメリカでは公開されず、日本など一部の国の劇場でしか見られなかったという作品。その理由は“これ大丈夫か”と思ったところが二ヶ所ほどあったので、その部分でまちがいないでしょう。日本では映画は芸術作品という扱いされるから、映倫がザルみたいに通しちゃうのだ。良いのか悪いのかは各自判断で。
 内容は『不思議の国のアリス』みたいな幻想的なファンタジー、ではないのはテリー・ギリアムという時点でよくわかりますね。
 後は主人公のローズ役、ジョデル・フェルランドが異常に可愛い。おんなじ“天才子役”のダコタ・ファニングはおばさんっぽい印象というか、妙に子供の“演技”をしているっていう印象があって好きじゃなかった。今回のフェルランドがお人形(首だけなんだけどね)を持って一人で会話してるシーンなんかは、こんな子供いるなぁとしみじみ思ってしまいましたよ。

 今回のオススメ度は0!
 ただし、テリー・ギリアムの映画はどういうものかわかってる人はそれなりに見てもよし。途中でちょっとダレるかもしれないけど。
 ちなみに一緒に借りてきた『オーシャンズ12』もオススメ度0!
 前作も前作だったけど、今回は個々の能力を全く、ただの一つも役立ててない上に、最終的には12人いらないじゃんという結末。素朴な疑問として11人+1人の“1人”はキャサリン・ゼタ・ジョーンズジュリア・ロバーツのどっちなのかが、わかりませんでしたとさ。