中途半端

ちょっと前に書いたものをリライトして掲載してみました。 個人的感想【これは酷い】 なんかアメリカンな雰囲気を出そうとしてるんだろうけど、ことごとく失敗に終わってる。 とりあえず、バリー・ユアグローの新刊を買ってきたので再勉強します。 たちの悪…

十個の乳首

久しぶりに酒に酔って家に帰ると、裸の女がリビングのソファで眠っていた。僕が電気を点けると彼女は飛び起きて僕に抱きついてくる。「お帰りなさい」と彼女は満面の笑みを浮かべながら言う。そして、戸惑っている僕の顔をべろべろと舐め始める。彼女の背中…

グロテスクな描写はいらんぜよ

殺戮にいたる病 (講談社文庫)作者: 我孫子武丸出版社/メーカー: 講談社発売日: 1996/11/14メディア: 文庫購入: 41人 クリック: 522回この商品を含むブログ (229件) を見る 続いては久しぶりに日本の作品でした。はっきり言うと『冷血』の後に読んだのがいけ…

ミステリにおける殺人と現実

今日は最近読んだ二冊の本について。まず初めはこちら。 冷血 (新潮文庫)作者: トルーマンカポーティ,Truman Capote,佐々田雅子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/06/28メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 159回この商品を含むブログ (198件) を見る 著者…

驚愕

今さっき知ったのだけれど、石崎幸二の新刊が出るのか! それも東京創元社から! うわぁ、よくわかんないけど、この人の作品大好きなのさ。ガチガチのミステリでもなく、かといってトンデモというほどでもなく、キャラクタがぶっ飛びすぎてラノベかと思うほ…

これからの予定

えっと、予告編で見た『ボルベール〈帰郷〉』って映画がおもしろそうだった。後は『キサラギ』が信用している某サイトで絶賛だったので見に行きたいです。『ダイハード4.0』もちょっと見たい。>タイトルは公式サイトにリンク。 予告編で見るとハリーポッタ…

ニコラ・テスラ

雨の中だらだらと『プレステージ』を見てきました。 おもしろかったんだけど、あれだけ時間軸をいじっても大丈夫かなぁというちょっとした疑問が。原作を読んでたのでこれはこのあたりかと推測しながら見られたけれど、冒頭の数十分のめまぐるしい場面転換で…

無念

なんだか体調が悪かったので、映画は先送り致しました。だるい程度なので明日は行くかも。 代わりに大石まさる『環水惑星年代記』を購入。イメージ的には鶴田謙二を現代風にした感じを想像してもらえればいいでしょう(どっちがマイナーなの?)。 さ、明日…

正義という悪徳

よくわからないんだけれど、自分の好きなものや嫌いなものをはっきりさせるってそんなに悪いこと? 他人がどう言っていようが、自分が好きだと思ったものは好きだし、嫌いだと言って責められる筋合いはない。“考え方は人それぞれ”なのだけれど、だからこそ“…

昨日のこと

信者さんは大変だね。こんな辺境の地まで布教をしなくちゃいけないんだから。 基本的に反対意見を言ったら即処刑になるんだから怖い。 私は好きな作家の本でもつまんないのはつまんないって言うんで、そういう狂信的なものは信じられないなぁ。 まぁ、興行的…

偉大なるデントン

クリストファー・プリースト原作『奇術師』の映画『プレステージ』の公式サイトを見て思ふ。登場人物のロバート・アンジャーって誰なのかと考えたら、原作で言うとルパート・エンジャなのね。英語を日本読みにするとこれほどまで変わるもの? たぶん物語の骨…

松本人志初監督作品『大日本人』はつまんないらしいね。ちょっとだけ見たかったけど、映画関連で信頼できるサイトの人の感想が酷かったので見ない方向に軌道修正。真面目に見てもつまらないし、馬鹿映画としてもつまらないという出来だとか。うーん、やっぱ…

絶賛縮小中

・一年半ぶりくらいに車の運転をした。というか、免許を取ってから全然乗ってなかったから怖々乗ってたよ。3日練習したらちょっと勘が戻ってきた。・密閉型のヘッドホンが暑い。夏用に新しいの買おうかな。・猟奇的な殺人が起きるたびに大きく騒がれるけれ…

どう考えてもシマウマの模様は変だ。

・『逆転裁判4』を買った。あいかわらずおもしろいんだけど、3を早くDSで出して欲しい。 ・ついでに『パネルでポンDS』も買おうとしたんだけれど、Wi-Fi通信ができない環境なのでやめた。あと、タッチペンでの操作とか、細かい仕様の変更とかが気にな…

またデザインを変えた

小説や音楽とかのいわゆる創作といわれるものには、その作り手の精神状態が色濃く反映されています(職人芸はその逆でいかなる時も同じ品質のものを作らなくてはならない)。 個人的な判断基準として、その作品に“孤独”が見えるかというものがあります。 言…

ギリアム版アリス?

DVDを借りに行ったら『ローズ・イン・タイドランド』があったので嬉々として見ましたよ。 ローズ・イン・タイドランド [DVD]出版社/メーカー: 東北新社発売日: 2007/01/26メディア: DVD クリック: 84回この商品を含むブログ (146件) を見る 現地アメリカで…

衣替え

なんとなくデザインを変えてみた。読みやすくなるとか、そういうものは一切気にしてません。 『何をいまさら的なことを、自分の思考をまとめる兼メモ書き程度に』 例えば、ベストセラーの本は総じて恋愛モノ(あるいはそれに準ずるもの)であることが多い。…

どんなことでも薄味の方がいいのか。

なんか色々と箇条書き。 ・数年ぶりに映画館に2本見に行った。 『デジャヴ』 デンゼル・ワシントン主演とか見始めてから気づいたり。数百人という犠牲者を出したフェリー爆破事件を発端に展開するお話で、かなりおもしろいんだけど、見るときは事前情報を入…

リハビリは相当難しい

一回くらい普通の恋愛小説を書かなきゃなぁ、と思って書いたのがこれ。 とりあえず、自分で書いて顔が真っ赤になるのですが、羞恥プレイのように置いておきます。 うぅ、なんで関西弁なんだ……。

あまやどり

アパートのドアがノックされた。聡志はこんな雨の降る夜中に訪ねてきそうな人物を何人か思い浮かべる。その誰もがろくな奴ではなかった。できれば居留守を使いたいのだが、部屋の蛍光灯を点けてしまっていてはそれもできない。ため息をつき、仕方なく入り口…

一段落

しゅーしょくかつどーとかいうものがたぶん終わったんじゃないかと思うのだけれど、 なんかけんしゅーとかしけんきかんとか意味の分からないことが多々あるので、まだまだ気は抜けない。 働くってことは大変なんだろうけど、ものすごいバカらしいことじゃな…

死に体により惨敗。

ナントカ、生キテルヨー。 ばいとノ人ガヒトリヤメチャッテ、ソノ穴埋メデ猛烈ニハタライテルケド、マダ生キテルヨー。 1ニチ11ジカン労働+ガッコノ課題デヘトヘトノクタクタデスヨー。 年ガ明ケルトモウチョット楽ニナルラシイデスガ、年末年始ハぞんび…

マイナーマイナー

本屋に勤めていると欲しい本が入荷したらわかりやすいとか、売り切れそうな本でも確保できるとか色々特典があるのですが、自分が買おうと思っていたのに配本数がゼロで入ってこないときは悲しいものがあります。特に翻訳モノなんてのは元々入荷数自体が少な…

薄気味の悪いもの

先週の日曜日に近くの市民ホールで夜回り先生こと水谷修氏の講演があったらしいです。前々からこの人はきっと性善説を信じてる人で、性悪説を貫く私としては合わないなぁと思っていました。基本的にはやっていることは素晴らしいことだと思うし、否定するつ…

機関停止にて待機中

『グミ・チョコレート・パイン』のエセ書評は論旨がまとまらず書いては消し書いては消しを繰り返しているので、もうしばらくはかかる模様。別に自分のために書きたいだけだから、期限なんてなくて適当に書いていけばいいんだけどね。 とりあえず、更新が止ま…

低速潜行運転中

オーケンの著作『縫製人間ヌイグルマー』のサイン会が比較的近くであるみたいなのですごく行きたい。でも、その日は休めないバイトの日なので諦めなくてはいけないのだ。 前に嶽本野ばらのサイン会に行ったときは結構前から分かってたので無理矢理休みを取っ…

プチ復活

誰も見なくなった頃にこっそりと更新してみよう実験。 いろいろあったのですが、別に深刻なことでもなんでもないので気にせずに……。 とりあえず、しばらくはほそぼそとやっていこうと思います。 後は『グミ・チョコレート・パイン パイン編』の文庫が出た記…

“踏んだり蹴ったり”の議論は聞き飽きた

ヒマなときはずっとヒマなくせに忙しいときは嫌になるくらい忙しくなるという、マーリングリッドの法則*1が恐ろしく当てはまる今日この頃いかがお過ごしでしょうか。 季節の変わり目にぶち当たり、疲れも溜まっていたためか、思いっきり風邪を引いてしまいま…

散財!散財!また散財!>元ネタがマイナー

バイトのお給料が入ったからといって、その場でごっそりと本を買うのはいかがなものだろうか。 とりあえず、買った本リスト。 ケルベロス第五の首 (未来の文学)作者: ジーン・ウルフ,柳下毅一郎出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2004/07/25メディア: 単行…

あどけない話

私は自分の半身を物語の中に忘れてきてしまったことに気づく。まれにではあったが、すごくおもしろい本に出会うと読み進める速さの余りこうなることがある。閉じた本はずしりと重く、火傷するほどに熱い。私は本を置いて、ぼんやりとした頭のまま、紅茶を淹…