金無しネタ無し色気無し

 暑いからお家に引きこもって読書三昧。
 おもしろかったものを列挙するだけの手抜き日記でございます。

 一番オススメは『グミ・チョコレート・パイン』。グミ編、チョコ編、パイン編の三部作で、もうすぐ最後のパイン編が文庫になるみたいですし、角川文庫・夏の百冊でグミ編が入ってるので、これを機に読んでみてはいかがかと。ちなみに私はパイン編の単行本を古本屋で買いました。
 後日、必ずこの書評を書きたい。それまでにもう一度読み返して感じたことを確認しておかなくてはいけない。それはとても恐ろしいことだけど。
 間違いなく青春小説の傑作で、でも同時に、青春という幻想の中にいる人たちは読んではいけない問題作でもある。どういうことかと言うと、この小説はダメ人間がダメ人間のために書いたものだからだ。その凄まじい切れ味のペンは、読む人間の首を切り落としてしまいかねないほどだ。私はなんとか皮一枚でかろうじて繋がっている状態で助かった。
 内容については書評まで触れない。だけど、これだけは言おう。
 誰がなんと言おうと、大槻ケンヂは天才である、と。


 ……期待しすぎるとダメなことが多々あるから、肩の力を緩めて読もうね(弱気)。