ワンダーワールド

 ということで、一人映画祭最初の作品はこちら。

マルホランド・ドライブ [DVD]

マルホランド・ドライブ [DVD]

 この映画を一言で表すと、“This is a David Lynch
 事前に情報を全く入れず(DVDパッケージ裏の説明も読んでない)徒手空拳で挑んだため、説明なんて生ぬるいことをしないリンチ作品の洗礼をストレートに受けてしまいました。基本的に物語の説明は不可能。というか、したくてもできない。全部理解できる人間なんて監督本人しかいないもん。きっと役者もわかってないよ。それを踏まえても、おもしろいことには変わりないのですけどね。

 でも、普通に考えて一般にウケる映画じゃないんだよね。クセが強い、というかクセしかないんだけれど、そのせいで好き嫌いが極端になってしまうのだ。普通の娯楽作品しか見てない人には刺激が強すぎる(あるいは弱すぎる)ので受け入れられない。ただ見ているだけではなくて、理解しようとしないとそのおもしろさに気づかないのではないかなと思う。いや、私だってわかっちゃいないんだけど。

 どーでもいいけど、テレビで宮部みゆき原作の映画『ブレイブストーリー』の番宣を延々としてるけど、きっとスベるなぁとしか思わないよ。あと『日本沈没』もダメな匂いがする。『ゲド戦記』はね、うーん、ジブリ作品ってことで客は入ると思うけど、実際の中身は……って感じかな。ちなみにバイト先で予告編を延々と流しているので主題歌とヒロインの『命を大事にしない奴なんて大ッ嫌いだ!』という台詞が頭から離れません。*1
 今公開中で見たいのは『嫌われ松子の一生』と『トリック劇場版2』だったり。どういう趣味なんだ>自分。

*1:ちなみにその予告編はこれ