まんまと罠に嵌る

 一人映画祭第二弾はこちら。

 その名の通り、いぬのえいがでしたよ。
 というか、見る前からわかってたんですよ。動物モノなんて最後はお涙頂戴の方向に持っていくことぐらいは。あざといなぁ。あざとすぎるよ、監督。そんな見え見えの話、だれが引っかかるかっての。

 まぁ、見事に泣いたけどね!

 動物はダメだぁ。これが人間の話だったら「どうせヒロインか主人公が難病にかかるんでしょ? それから、最後は生きるか死ぬかの大手術で助かるか、手術もせずに死ぬかのどっちか。そんなありきたりな話で泣かそうなんてムリムリ」なーんて言えるんだけど、動物はダメだ。脳内生類哀れみの令のせいで、最後の方は泣きっぱなし。ポチの最後から『ねえ、マリモ』の流れは反則だぁ。
 いわゆる“泣ける映画”で泣いたのは初めてではなかろうか。まるで自分が真人間になったかのようだ>ダメなのか? 『どうぶつ奇想天外』とかは泣かないのになぁ。

 とりあえず、犬好きは見るべし。動物全般が好きな人も見るべし。
 というか、無理矢理見せて泣かせてしまえ!