どんなことでも薄味の方がいいのか。

 なんか色々と箇条書き。


・数年ぶりに映画館に2本見に行った。
 『デジャヴ』
  デンゼル・ワシントン主演とか見始めてから気づいたり。数百人という犠牲者を出したフェリー爆破事件を発端に展開するお話で、かなりおもしろいんだけど、見るときは事前情報を入れない方がいいと思う。という理由でここから文字反転。
  物語の一番の肝である、“人工衛星からの画像データを解析して4日と6時間前の出来事をあらゆる視点から見ることのできるシステム”がおもしろい。どこかの感想で見たGoogleアースのすごいやつっていうのは的を射ていると思う。カーチェイスのシーンは単純にアイデア勝ち。しかしながら、最初のサスペンス的展開から、急にSFに変わっていく超絶展開を知らずに見たら、もっとおもしろかったんじゃないかな。
  これって宣伝とかあんまりしてないよね。観客も20人くらいしかいなかったし。
  とりあえず、DVDがレンタルとかになったら見る価値はある作品でした。


 『13/ザメッティ』
  2005年制作なのに、なぜか全編白黒という不思議な作品。こっちの肝は“13人で行う変則ロシアンルーレット”のシーンだ。というか、それを撮りたいがために前後のストーリーをくっつけた感じ。始まってからしばらくは退屈でしたよう。
  で、その変則ロシアンルーレットのルールは、銃口を自分ではなく前の人に突きつけるというもの。なので13人いたらぐるっと輪になっている。そのなかで法則とかルールみたいなものができあがっていて、それを理解しているとおもしろく見れるのです。



・初めてヴィレッジヴァンガードに行った。
 感想は3、4年前の自分ならそれなりに楽しめたのではという程度。置いてあるラインナップがやけに中二病的な感じがしたり、サブカルとかアングラとかそういうのが好きな人はいいのかも。SF的要素が少ないのが残念。


・SFで思い出したけど、『今日の早川さん』が本になるらしい。
 ネット界隈の本はどうなのかと思っていたけど、これは欲しい。


東野圭吾『手紙』と伊坂幸太郎陽気なギャングが地球を回す』を読んだ。
 初東野作品は地雷。いろんな書評を見ると評価はものすごく高かったりするのだけれど、そんなに絶賛するほどの作品か、これ? なんか二度と東野作品を手に取れない気がする。
 伊坂作品は3作品目だけど、あいかわらず、つまらなくはないけど、おもしろくもない。何が悪いんだろう>たぶん自分の感性。もう読むのやめよっかな。

手紙 (文春文庫)

手紙 (文春文庫)

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

施川ユウキマンガがおもしろすぎる。
 『サナギさん』と『もずく、ウォーキング!』が素晴らしくおもしろい。何回読んでも劣化しないし、中毒性も高い。非の打ち所がない。絶賛。

サナギさん 3 (少年チャンピオン・コミックス)

サナギさん 3 (少年チャンピオン・コミックス)