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 本屋に勤めていると欲しい本が入荷したらわかりやすいとか、売り切れそうな本でも確保できるとか色々特典があるのですが、自分が買おうと思っていたのに配本数がゼロで入ってこないときは悲しいものがあります。特に翻訳モノなんてのは元々入荷数自体が少なく、欲しかったのに!と歯噛みしてしまいます。
 てなわけで、絶対買おうと久々に待ちわびていなかったから、わざわざ自分で注文書を書いてFAXで流してまで買った本はこちら。

キングとジョーカー (扶桑社ミステリー)

キングとジョーカー (扶桑社ミステリー)

 その昔サンリオSF文庫で出ていた名作が復活。イギリス王室が舞台という珍しいミステリでございます。
 いやあ、扶桑社ミステリーはおもしろい作品が多いから好きだなぁ。ジャネット・イヴァノビッチの『ステファニー・プラム』シリーズは大好きだし、ディック・ロクティの『眠れる犬』も最高。『おれの中の殺し屋』なんかで有名なジム・トンプスンもここが一番手に入りやすいのだ。
 まぁ、大抵は東京創元と早川の二つを抑えておけば、おもしろい翻訳SFとミステリは読めるのですけどね。
 そう言えば、そろそろ『この○○がスゴイ』関係が出る時期ですが、去年のSF部門一位グレッグ・イーガンの『ディアスポラ』も読んでないなぁ。発売と同時に買ったはずなのだけれど、イーガンは読むのに体力を使うからどうしても先送りにしてしまうのである。
 休みになったら久しぶりに積ん読本を整理して一気に読んでみようかしら。ジーン・ウルフのも大切に置いてあるしなぁ(わくわく)。

 とりあえず、年末年始に向けておすすめ文庫を数冊列挙。

私が愛したリボルバー (扶桑社ミステリー)

私が愛したリボルバー (扶桑社ミステリー)

真夜中のミュージシャン (講談社文庫)

真夜中のミュージシャン (講談社文庫)

タフの方舟1 禍つ星 ハヤカワ文庫SF

タフの方舟1 禍つ星 ハヤカワ文庫SF

キッチン・コンフィデンシャル (新潮文庫)

キッチン・コンフィデンシャル (新潮文庫)