犬の次は猫
ということで、1日1冊キャンペーン、記念すべき最初の1冊はこちら。
【評価】☆☆☆☆☆
- 作者: デイヴィッド・ハンドラー,北沢あかね
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/04/14
- メディア: 文庫
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愛すべき“ホーギー”シリーズが終わって、新しく始まった“バーガー&ミトリー”シリーズ第1弾。著名な映画評論家ミッチ・バーガーと、コネティカット州の女性警部補デイジー・ミトリーが、いまだに自然が色濃く残る小島での名家を巡る殺人事件に挑む。
正直な話“ホーギー”シリーズは秀逸すぎた。設定、スタンス、語り口。そのどれもがとんでもなくカッコよかった。こういう話は日本人には書けないと思ったし、伊坂幸太朗を読んでスタイリッシュだとかいう人たちはハンドラーを読みたまへと言いたひ。(どーでもいいけど、Amazonで伊坂幸太朗をキーワードに検索しても出てこないのはどうして?*1)
今回も決して悪いわけではない。スタンダードなミステリに、ハンドラーの人物の心情を書き出す巧さがプラスされている。出来としては中の上と言ったところなの。
でもさ、やっぱりホーギーと比べてしまうのさ。悲しいけれど。
ということで、評価としては星10個中5個としておこうっと。これからに期待ということで辛めの採点となっております。
*1:やっと気づいた。伊坂幸太郎だ。