今はとおい昔

 耳に挟んだことなのだけれど、『愛し』と書いて『かなし』と読むことがあるらしい。
 愛とは悲しみを内包しているものなのだろうか。
 あるいは悲しみのない愛は、愛たり得るか。
 そんなことを考えていると、何となく切なくなってきた。
 ただそれだけなんだけどね。